KLAVIE NOTE

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「会社のしくみがわかる本」

数日前に読み終えた本ですが、実はこの本、今の会社に内定が決まった時に会社から配布されたもの。読んできて下さいと言われるも、まったく読む気にならず放置すること数年(笑)。本の整理をしていた時にひょこっと出てきたので、興味を持ってぱらぱらと読んでみました。

発行年が2005年でだいぶ前のものですが、さくさくと読めて、知らなかったこともたくさんあって、勉強になりました。古い本なので、今はそうでもないかも、と思うこともあったけれど、会社の仕組みの基礎の基礎を学ぶには、とても良い本だと思います。OJTの本来の意味、給与明細書の見方、福利厚生という考え方、売上と利益について、顧客満足度、会社の形態、本部系部門のそれぞれの役割、人事制度、ハラスメント、日本の従来のビジネスモデル、多様化する労働形態、リストラの本来の意味、社名を変えることの意味、会社の寿命、フリーターやニートについて、キャリア設計について etc. 浅く広く、いろんなことが書かれています。

自分が働いている会社と照らし合わせてみると、なるほど、と思うところもあり、会社への理解も変わってくるなぁと思いました。わたしが就職活動をしていたときには、周りの反応等からどうしても意識せざるを得なかった、大手だからとか、ベンチャーだからとか、そういう考え方は、もはや何の意味もないのだ、と感じます。きちんと知るって大事。わたしがよく読んでいるid:Chikirinさんの日記で、昨日更新された記事「「誰が言ったか」ではなく、「何を言ったか」が問われる時代へ」とも、タイムリーにつながるところがあって、皆々、もっと賢くならねば、と思いました。